バーナードの組織論

□バーナードの現代組織論;『経営者の役割』(1938)
     (公式)組織;「2人以上の人間からなる意識的に調整された活動や諸力のシステム」(バーナード)

        【特徴】
       1)フォーマル組織概念とインフォーマル組織概念の統合-----現代組織論の基礎を構築
     →組織の分析にシステム論的アプローチを明確に導入
      組織 ⇒ 人間の協働システム-----組織は人間の協働行動から形成
          →協働システムを動かす中核的なシステムとして純粋に「2人以上の人間の協働」を意味
           する組織がその中に存在する事を指摘
      協働システム-----明確な目的のために、2人以上の人間が協働することによって特殊の
                 体系的関係にある物的・生物的・人的・社会的構成要素の複合体
      古典的組織論-----公式的(フォーマル)組織概念
      新古典的組織論-----非公式(インフォーマル)人間関係概念


    2)組織均衡理論;「誘因」と「貢献」による組織の均衡
     →組織目的と個人の動機という二元的な視点から理論体系を構築
         組織を維持するためには、個人が提供する「貢献」に対して、組織はそれと同等もしくは
     それ以上の「誘因」を個人に対して供給しなければならない。
       誘因 と 貢献 が均衡 ⇒ 組織の維持


     【組織を成立・維持するための構成要素】
      協働意欲  共通目的  コミュニケーション


     【有効性と能率】
      有効性 ⇒ 組織目的の達成度  能率 ⇒ 個人動機の満足度
        →両者を同時に達成することで組織の維持が可能となる。


         cf.バーナードによる意思決定の分類
       a.個人的意思決定;個人が自身の目的達成のために行う意思決定
          b.組織的意思決定;個人が組織の立場で行う意思決定
      -----個人的意思決定に基づいて個々人が協働し、組織が形成され、組織目的を達成するために組織的意思決定が行われる。この2つの意思決定を実施し、整合する過程が組織を維持する活動とする。


        3)権威受容説
          a.機能の権威(権威による支配);上司の学識,専門能力
           →カリスマ的支配
          b.地位の権威;部下が無関心圏(上司の指示の合法性・妥当性について考えることなく自動的に従う状態)に属する場合
           →伝統的支配
          c.上位権威(権限による支配);人事権
           →合法的支配-----超然的支配(superior authority)ではない

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